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湿板Journal


明治のスタジオ写真に見る”近代”のはじまり
湿板写真が映し出した「時代のまなざし」 先日、古いガラス写真を手に入れました。桐箱に入った一枚のガラス写真で、撮影は明治十三年です。写っているのは、和装の若い男女ふたり。頭巾をかぶった女性がどこか気になって、購入しました。 小さな写真の中にある、違和感...
8月5日


アウラとは何か?湿板写真が教えてくれる「写真の原点」
なぜ、“本当に残る写真”は少ないのか? 私たちはスマホで毎日たくさんの写真を撮ります。旅行に行けば数百枚、子どもの成長も日々記録しているかもしれません。けれど、ふと考えてみると――「心に残る一枚」だけを挙げるのは、意外と難しいものです。...
6月27日


湿板写真は“銀塩”なの?そもそも銀塩写真って何?
写真好きの間では「銀塩写真」や「フィルム独特の質感」といった言葉を耳にすることがあります。デジタル全盛の今でも、銀塩写真ならではの味わいに惹かれる人は少なくありません。 実は、私が撮影やワークショップで扱っている「湿板写真」も、銀塩写真の一種です。それも、もっとも初期段階の...
5月29日


アンブロタイプかティンタイプか?記憶を写す二つの素材
湿板写真は、19世紀半ばに登場した写真技法で、ガラス(アンブロタイプ)や金属(ティンタイプ)の板に直接像を定着させる方法です。現代のように紙にプリントするのではなく、素材そのものに像を焼き付けるこの技法では、使用する素材によって写真の“表情”が大きく変わります。ここでは、代...
5月19日


湿板写真とは?スマホ写真とどう違うのか
スマホ全盛の時代に、あえて湿板写真? スマートフォンで、誰もが気軽に写真を撮れる今の時代。 そんな便利さとは真逆を行くのが、湿板写真という技法です。 1850年代──まだフィルムすら存在しなかった時代に生まれた、硝子や金属のプレートに薬品で直接像を焼き付ける湿板写真。その手...
5月9日


湿板写真の歴史(日本)
日本に写真術が最初に到来したのは、1848年で、オランダからのダゲレオタイプが長崎で輸入されたことに始まります。ダゲレオタイプはフランス人のダゲールが完成させた技法で、銅板に銀メッキを施し、沃素の蒸気をあてた感光板 を、カメラで撮影し、水銀蒸気で現像した後 、チオ硫酸...
2024年1月1日


湿板写真の原理
塩化コロジオンの塗布 コロジオンとは、ニトロセルロースとジエチルエーテルの混合物であり、粘りけのある液体であり傷口に塗ると耐水性の皮膜を作るため水絆創膏として知られています。一方塩化コロジオンというのは、コロジオンに臭化カドミウム、沃化カリウムを加え、更にエーテルを加えた溶...
2023年1月1日
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